再びこのバンドのファーストアルバム
VANTABLACKについて書く。歌詞がまた素晴らしいのである。旋律、リズムと共に特に好きな歌詞は11曲目の、フレディ・クリューガーについて言及されているAlan Smithers Monologである。
歌われているtiny townの旋律が頭から離れない。
立ち食いそばは進化する。
ひさしぶりに池袋に降り立ってJR構内の立ち食いそばを食べた。おいしくて驚いた。海鮮てんぷらそば。公衆トイレの隣の爽亭。
立ち食いの進化で、街の普通の蕎麦屋が消えていく。名店と立ち食いの間が無くなってしまう。これはこれでさみしいのだが、富士そばはあまりおいしくない。煮干しラーメンってのは、おいしい。
私にとって立ち食いのベストは中野駅前の「田舎そば・かさい」。ここは知る人ぞ知るおもしろ店で、おいしいだけでなく、午後から仕切る店員のにーちゃんがケッサク。
立ち食いとは思えないほどの神経質ぶりで立ち寄る客を仕切る仕切る。
客がひとりであっても、「もうちょっと寄ってくれますか」と立ち位置を指示される。自分のペースを崩されるのが嫌で、客が軽くほいほい暖簾をくぐってオーダーを告げても、調理中だと「ちょっと待っててください」とむっとされる。それで立ち位置を指示される。むかついたのか、黙って立ち去るお客もいる。支払いに一万円札を出した客に、ねちねち説教している光景にも立ち会ったこともある。
これでまずかったら行かないのだが、おいしいのである。さらににーちゃんのキャラをひとたび把握すれば、うっかり何も知らずに入った客との掛け合いを期待できる。
隠れたおもしろ店だ。と言っても駅前だから隠れていないが。
小瓶に盛られたおろし生姜は、「こさじで二杯が適当」と注意書きがある。どっちゃり入れる客を許せずに、にーちゃんが書いて貼ったのだと想像できる。
アド街の中野特集でも取り上げられることはなかった。おそらくにーちゃんが無愛想に接したからだろう。いいぞいいぞ。
書こう書こうと思いつつ機会を逸していた「かさい」のことをやっと書いた。
末永く繁盛あれ。
ブルー・ノートでルグランを聴く。てっきりすでに亡くなったと勘違いしていた。ジャック・ドゥミーと間違えていたのだ。ジャズバーに今回のチラシが貼ってあって、なんと生きていたのか、ルグラン!と予約したのであった。お馴染みの旋律を聴いていると、いろいろな事を思い出し、夢の中にいるようなライブであった。
人並みに、というか夜中見てましたけど、絶望的ですね。監督、インタビューでいつも目泳いじゃってるし。期待してないからけっこうやるかもという期待のプレッシャーの中で‥