猫が年を重ねての大敵は、歯垢と腎臓病です。
歯垢によるシソーノーロで食べなくなります。食欲がないのではなく、口が痛くて食べられないのです。ぐらぐらし出した歯が抜けてしまえばいいのです。
愛は右奥の歯が抜けてからバリバリ食欲が戻りました。
夏も元気でした。
小夏と睦は腎臓数値が高く、夏は食欲がなく、本当に心配でした。
ところが、秋に近づき暑さが去っていくにつれて、食欲が戻り、ガツガツ食べています。
小夏は九月にぐらぐら歯を抜き、歯垢を取り除いたのもよかったのです。
検査もしました。
乳腺癌の術後は良好で転移はありません。
腎臓数値は横ばいです。
とにかく元気です。
ガンサバイバーです。
睦は夏の食欲減退が歯のせいかと心配していましたが、どうやら酷暑にやられていたためのようです。
人間も九月に酷暑の疲れがドッと出ました。
三猫、元気です。
私は四回目ワクチン接種をしました。副反応は何もありませんでした。

とはいうもの、基本、みんな元気です。
とてつもなく不安定な時代、どうにかこうにか乗り切っています。

これは睦です。
三猫、みんな立派な高齢で、以前のように元気です!とは書けません。
睦は腎臓の数値が悪く、療法食に切り替え中なのですが、「こんな不味いもん食えるかい」となかなか食べてくれません。右の奥歯が悪そうなのも心配で、歯医者さんに行こうかとも相談しています。
しかも、小夏が乳腺癌になって、人間が小夏に構いっぱなしになっていたせいか、ちょっと愛情欠乏症になり、しょんぼりが多いので、人間は愛情回帰作戦を展開中です。
小夏です。
乳腺癌手術後の経過はすこぶる良く、今は転移も見られませんが、腎臓の数値が高いです。睦より高く、しかも歯に歯垢が溜まっていて、痛そうです。今年から耳が遠くなりだし、今はほとんど聞こえないようです。気をつけてあげなければなりません。
まあ17歳ですから、いろいろあります。
さて愛です。
このひとは意気軒昂!
腎臓の数値もさほど高くはなく、歯垢まみれの歯を抜いてから、ひとりパクパク食べまくり!
最近、私の愛情を独占気味で、これもまた睦のしょんぼり要因になっていて、気をつけなければなりません。
三猫、6月下旬の酷暑もかなりこたえたようなんです。
とにかく人間も猫もがんばります。頑張らずにがんばります。
そういうわけで、愛、睦15歳。小夏17歳(推定。野良出身)。
立派な高齢なわけです。
それで今年に入っていろいろあるのです。
そのことについて書きます。
小夏の乳のしこりについては以前書きました。
検査結果は悪性の腫瘍でした。乳癌です。
手術で削除しました。湿潤性でなく、なんか袋に入っているような腫瘍だったということで、質の悪い腫瘍ではなかったようです。
悪性で質のいい悪いもありませんが。とにかく、お医者様の弁によると、ぽこりと削除できたということです。
術後も元気です。
さて、これでこの先転移がなければよく、それを防ぐのに抗がん剤の導入も考えられるのですが、人間と同じでかなり体に負担を及ぼすようで、さてどうしたものかと思っていたところ、血液検査では腎臓の数値が高いと出て、これで抗がん剤使用の選択は消えました。いずれにしても、しない選択だったでしょう。
さて、小夏の腎臓のために食事をいろいろ試していたところ、しばらくぶりに睦の血液検査をしたのですが、睦も腎臓の数値が悪いと出ました。
これには大ショック。半年前の検査では普通値だったので、とんだサプライズです。
以前より小夏と愛の腎臓数値はちょいと高め傾向にあり、気にしていたのですが、睦に油断をしていました。
それでですね、この梅雨の湿気やら蒸し暑さもあると思うのですが、三猫とも歯が痛むようで、はがはがしているわけです。
昨日はほんと久しぶりに三猫同時に医者様に向かいました。
小夏は右の奥歯の歯垢の溜り。抜けてしまえば楽になるのですが、まだ抜けません。
愛は左の奥歯が歯垢に埋まっており、歯垢の塊を除去しました。大きな塊で持って帰りました。愛は一様これで少しは楽になったと推測します。
睦はふたりと違って、要するに知覚過敏みたいなものだと言われました。専門の歯医者さんで抜かないと、ということです。ちょっと様子見です。
愛の血液検査の結果はこれからです。
とまあ、こういうわけで、基本的に元気なのですが、高齢になり、いろいろあります。
とにかく人間が元気でいていろいろ気を付けて見てあげなくてはなりません。
その人間が元気でいるために猫が元気でいてほしい。
しかし、年齢は考慮しなければならない。
睦などは永遠の子猫ぶりなので、まだまだ若いとこちらが錯覚してしまうのです。
ここらは、改めなければなりません。