公演情報
■ティーファクトリー
川村毅構成・演出
『ヘルマン』
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2024/1/18(木)〜1/28(日)
【会場】
吉祥寺シアター
ティーファクトリーHP
・・・・・
■ティーファクトリー
『4』
川村毅2012作・初演出
平成24年度文化庁芸術選奨文部科学大臣賞、第16回鶴屋南北戯曲賞受賞作品
0614ポスターweb.jpg 
【NHKプレミアムステージ】
2021/11/7(日)23:20〜翌1:31
NHKプレミアムステージ
【作・演出】川村 毅
【出演】
今井朋彦
加藤虎ノ介
川口 覚
池岡亮介
小林 隆
CD/DVD/BOOK情報
戯曲本_z.jpg
1200円+税
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クリシェ書籍表紙.jpg
1,200円(税別)
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2,200円(税込)
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¥2,200(税別)
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◆「川村毅戯曲集2014-2016」
論創社
(2016/5)
¥2,200 (税別)

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4◆『神なき国の騎士』
論創社
(2014/3)
単行本:¥1,575 (税込)

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4◆『4』
論創社
(2012/10)
単行本:¥1,575 (税込)

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aa300_book.jpg◆『リハーサル』小学館文庫 6/7刊行 (2011/06/07)
文庫:¥690(税込)

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『春独丸』『俊寛さん』『愛の鼓動』◆「『春独丸』『俊寛さん』『愛の鼓動』」論創社 (2010/10)
単行本:¥1,575 (税込)

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新宿八犬伝[完本] ◆『新宿八犬伝[完本]』未来社 (2010/09/22)
単行本:¥6,090 (税込)

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歩きながら考えた ◆『歩きながら考えた。』五柳書院 (2007/07)
単行本:¥2,625 (税込)

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AOI KOMACHI ◆AOI KOMACHI (2003/11)
単行本:¥ 1,575 (税込)

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ハムレットクローン◆ハムレットクローン(2000/01)
単行本:¥ 2,100 (税込)


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フリークス―残酷のファッショ
ン・ショー1幕◆フリークス―残酷のファッション・ショー1幕(1987/02)
単行本:¥ 1,470 (税込)

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ジェノサイド,ニッポン・ウォーズ
―川村毅第一戯曲集◆ジェノサイド,ニッポン・ウォーズ―川 村毅第一戯曲集(1984/11)
単行本:¥ 1,890 (税込)

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新宿八犬伝―川村毅第二戯曲
集◆新宿八犬伝―川村毅第二戯曲集 (1985/11)
単行本:¥ 2,625 (税込)

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ラスト・フランケンシュタイン―
川村毅第三戯曲集◆ラスト・フランケンシュタイン―川村毅第三戯曲集(1986/12)
単行本:¥ 2,100 (税込)
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秘話というには大袈裟だか、一本のカセットテープがある。説明箇所には「唐十郎、ジョン・シルバーを歌う。2001年9月21日、くぐつ草、7時」とある。
当時私は早稲田大学に客員教授として勤めていて、授業で唐十郎氏の『ジョン・シルバー』を取り上げるに当たって劇中数曲ある歌の旋律を知りたいと、氏に電話すると快諾してくれた。
「譜面か何かありますか」と聞くと、「ぼくが歌う」と言うので小さなカセットレコーダー(時代だよなあ)を用意して指定された吉祥寺のくぐつ草に向かった。
ここで大音声かと一瞬戦慄したが、そういうことではなく、テープには抑えた声量で楽しげに劇中歌全曲を歌う氏の声が録音されている。
聞きながら、これはいろいろな意味で貴重な資料になると思ったのも確かだった。
それから、「タケシ、時間あるかい」という一声から阿佐ヶ谷に向かい、焼き鳥屋から始まってハシゴ酒をした。次第に酩酊に向かう氏と語らい、騒ぎ、改めてこれが唐十郎酔いかと感じ入った。
帰り際、こちらもいい加減酔っ払っていたからよく覚えていないのだが、当時の阿佐ヶ谷の地下通路みたいな場所で氏が不意に立ち止まり、もろ肌脱ぐように上着をずらし、殺気だった目でこちらを睨み、「おれの血潮が沸き立つぜ」と叫ぶので、一瞬ケンカを吹っかけてきたのかと構えつつ、「おう、そうですか」と応じると、「タケシ、おれはやるぞ」と上着を着直した。
翌日の午前中、美和子さんから電話が掛かってきて、何事かと思うと、昨日唐さんがコートを飲み屋に忘れてきたようなので、昨夜の導線を教えて欲しい、けっこういいコートなので、ということで、あの店行ってこの店は入店断られてと報告した。
すると電話は唐さんに代わり、「昨日ぼく君に失礼なことしなかったかな?」と聞かれ、「いえいえ唐さん楽しゅうございました」と答えつつ、ここでもなるほどこれが唐十郎かと感動していた。

唐さんが倒れる前の数年は、テント詣は行ったり行かなかったりだった。
上演後は必ずテント飲みがある。唐さんを中心にして、唐十郎が大好きな人々が取り囲む。
その男たちが唐さんへの愛は自分が一番とばかりに張り合うのがこの飲み会なので、もうなんだか鬱陶しくなって、これが嫌さで足が遠のき気味になったのだった。
そうしたこちらの思いも敏感な唐さんは悟っていたと思う。

などと思い出しつつ、カセットテープの歌声を聴く。

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1998年、私は唐十郎氏を主演に迎えて、ベケットの小説をタイトルに冠したベケット・タペストリーとでもいうような舞台を作・演出している。
唐氏が俳優として単体で出演している稀有な舞台だ。しっかり舞台映像は残っているので、機会があれば発表したい。興味ある方は手を挙げていただきたい。
神奈川の財団が主催したこのベケット企画はピーター・ブルックの『ハッピー・デイズ』招聘を中心にされており、依頼された私はピーターがなんぼのもんじゃいと対抗するには唐さんだと思い、その思いをそのまま手紙にしたため送ったところ、快諾いただいたのである。
ビジュアル撮影時には当時四歳の佐助君が同行していた。
当公演の詳細は現在ティーファクトリー日乗で掲載されているので、ジャンプしてみてください。
当時のチラシが見られます。
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新宿三丁目。
唐組を観に鬼子母神へ。
座長を亡くして何か新たなフェーズに入った感あり。不思議な充実感。また今後の唐組の成熟を予感させる舞台だった。
観劇後久しぶりに社務所の飲み会に加わる。
客演の内藤裕敬とも十何年ぶりの再会。
久保井たちと唐十郎論、思い出話をわいわいやる。
帰り道、雑司ヶ谷の夜の空気が気持ちよかった。
変な言い方だが、唐十郎さんのご葬儀はとてもいい式だった。
思いが強い人が多い故人の式では、誰が仕切る、仕切ったで不満、遺恨が残ったりするケースが多いところ、誰も仕切らない、みんな平等と親族の意思がはっきりしていて、参列者はそれぞれ心静かにお別れできたのではないだろうか。
いかにもの奇をてらった演出をせず、もめてこそ唐さんの葬儀などと煽る方もおらず、本当に大人の別れのセレモニーだった。
ありがとうございました。
お別れをしてまいりました。
日芸大学院で『少女仮面』の分析授業後、唐十郎氏のお通夜にいく。
ご遺体に挨拶する。
いろいろな人たちと再会する。
GWはどこに遠出することなく、読みかけの本を片付け、マルクス兄弟の全作を観ると意気込み、ゴールしたところ、唐十郎さん逝去の報を受けた。
気持ちがざわざわし始め、そのざわざわが続いている。なんだ、これは?
今日は祝日だが、日芸は授業がある。
大学院のゼミ、今年は60年代をテーマにしていて、今日は奇しくも唐十郎氏の『特権的肉体論』を取り上げる日となった。「幻の観客へ」の章である。ここだけ取り上げれば十分。
帰りに花園神社に顔を出そうかとも思うが、おそらくてんてこ舞いの昨日今日と想像できるので、迷惑だろう、やめておこう。
それにしても花苑神社公演初日前日に亡くなるとは、あくまで主役は俺とばかりに、やってくれるよ大将。
さすが稀代の興行師!