ダイジェスト等々がYouTubeに上がっています。ご覧ください。
つまり、ティーファクトリーでチャンネルを持ったわけだが、さて次に何をあげよう。とどのつまり猫ちゃんチャンネルになるか?!
2020-08-30 13:47
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9月5日より、『路上5 東京自粛』、オンライン配信されます。
本編40分、出演者インタビューの特典映像付きです。
詳細はtfactory.jpで。
2020-08-22 12:37
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八月いっぱい、参加希望劇作家のエントリー登録を募集します。
このフェスの構想は二年前からあり、この新型コロナ・ウィルス禍のなかで思いついたものではありません。
しかし、たまたまこうした時代に遭遇してしまったわけで、中止の憂き目に遭って憤懣やるかたない日々、鬱々たる日常を送っている劇作家たちの救命艇の役割を果たすことになるかも知れません。それが主目的ではないものの、その役割を担ってもいいと思っています。新型コロナ・ウィルス禍以前においても、演出を兼ねない故に発表の場がない劇作家に向けてのフェスと目論んでいたからです。
目的は、演出をやらず、自前のカンパニーを待たない純正劇作家が生きるための環境作りです。欧米と比べて日本の劇環境はそうしたことに劣っていると思うからです。それにはいろいろな原因があるでしょう。大手出版社が書き下ろし戯曲を出版していたという時代はあっという間に去りました。そうした事態を踏まえて『せりふの時代』という戯曲雑誌の編集に携わりましたが、これもリーマンショック後、出版社は戯曲に関わっている余裕も底力も無くしました。
それから年月が経ちましたが、その間大学で劇作の授業などに立ち会いつつ、何か出来ないものかと考え続け、今回のこうしたことに、たどり着きました。
純正劇作家と書きましたが、演出を兼ねられている方、カンパニーを主宰あるいは所属されている方を別段拒否するものではありません。
戯曲、台詞、言葉の現在について真剣に取り組んでいる方であるならば、刑務所からのエントリーでも構いません。
とりあえず、第一回です。演出には川口典成氏と赤澤ムック氏に参加をお願いしました。戯曲の言葉を大切にし、演出をマッチョイズムと混同させない方々と思っての依頼です。
どうなることか、どうなるものか、やってみなければわからないこと多しですが、第一回を開催します。
さらにこれを踏まえて第二回、三回と続けたいと考えています。
2020-08-18 13:33
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来年2月、第一回TCrossroad 短編戯曲フェスを開催します。
キャリア、年齢問わず短編戯曲を募集します。
詳細はTFactoryのHPをご覧ください。
2020-08-14 15:58
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オンライン配信の特典映像用の小林勝也さんのインタビューで、勝也さんが「お互い何かやろうって思い立った時、手続きに時間がかかるのが面倒だから、すぐにできる作り方で」と『路上』誕生の経緯を語っていて、そうだったああだったといろいろ思い出した。
そもそも2006年雑遊開場時近辺、勝也さんと池林房で飲んでいて、その途中篤さんにスペースを見せてもらって、何かやろうと2007年『路上』が開いた。
ワークショップ形式で大勢の若い俳優達が集まり、田宮とセシル役は上演ごとに違うキャスティングとなった。
2008年に『路上2』、山崎美貴さん、桜井章喜さん、今回の『路上5』の台詞中に登場する、今は浄土宗僧侶の伊沢、さらに犬のジョン役に今は松廼家八好の名で幇間として活躍するすがぽん、猫のノラ役に今は占い師として活躍する柊アリスが出演し、ジョンとノラはしゃべらないので、ここで小林勝也のパントマイム芸が確立されていった。
ギー・ドゥボール、萩原朔太郎が引用され、若人あきら失踪事件が鍵となっているという、まさしく形而上的スラプスティックである。
2009年には『路上3』。これは最初から歌をテーマにして久米大作さんに路上のテーマ曲を作ってもらった。
蘭妖子さんが出演して、テーマ曲とは別の路上猫の歌を歌った。さらにこの劇ではゴム人間が登場する。
「わからない
わからない
人生まったくわからない
とにかく繰り出してみよう
路上へ」
とテーマ曲が歌われ、
「村上 えー、路上のみなさん、生きましょう、生き抜きましょう。もう一度取り戻すために。
老女 何を取り戻すの?
村上 ・・・わかりません。」
という台詞で劇は終わる。
見終えて出てきたさる知り合いが、「わかりません、わかりません。って何かマニュフェストを言って欲しいな」と感想をよこしてきて、普段はこうした際には、ただにやにやしてやり過ごす私だが、この時は珍しく気色ばみ、
「マニュフェストなんて発想が一番路上精神から外れたものなんだよ!」と叫んで、その人とは以後顔を合わせていない。
わからないことに関して、いや少しばかりはわかったつもりでいたとしても、知ったふうな結論を出す劇は最も忌避したいところだ。
大体映画でも演劇でも一時間か二時間かで物事の結論など出せるものか。
出してみせるものが、まさしく「俗情との結託」なのではないかと、最近思えてきた。つまり、この大西巨人の言葉は単純な大衆娯楽、エンタメ批判ではないのではないかと。
2011年には東日本大震災に見舞われた新宿を舞台に『路上3.11』を書いて、その年の12月に上演した。その時の気分を書き残しておきたいと思った。
今回の『路上5 東京自粛』もそうした思いから書き上げた。大きな歴史の記述には残されないだろう市井=路上の肉声が重要だと思った。
どれも上演時間は一時間以内、40分から50分。稽古はダラダラ長くやらない。ゆるーく一週間から10日間。
さて、勝也さんは元気いっぱいに「『路上6』をやろう」と告げた。やりだす時には、ケンカ別れしなかったら5作はやろうとお互い言っていたところ、5本どころかまだまだ続きそうだ。
2020-08-12 14:33
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新宿、雑遊の日々が終わった。
オンライン配信は八月下旬か九月上旬。
無事に終わった。といってもこのウィルスは謎だから、なにがどう無事なのかよくわからないところがある。
どなたかが二週間後に陽性反応が出たら、どう言えばいいのだろうか。
PCR検査も、陰性だとしてもその陰性がずっと担保されるわけではない。
そんなことはみんな承知なのだが、やらないよりはいいだろうとやるわけだ。
とにかくも出演者、スタッフ、雑遊のスタッフ、みなさんが戦友という気がする。
もちろん、夜の飲み歩きは控えたが、昼間空き時間、かつての棲み家、新宿御苑、富久町界隈を歩き、アルルやラ・ボエムで足を休めた。
新宿はいい。実は旧くて情の厚い街である。
60代、腹が決まった。
2020-08-11 13:18
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2020-08-10 00:21
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今日はオンライン配信のための収録日。
カメラ四台、劇場は撮影スタジオの体。
今月下旬、特典映像付きで配信されます。
新宿愛か、いい言葉だなあ。
2020-08-09 16:08
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人の顔は本当に面白いので、歩いてすれ違った時、電車に乗っている時など、たまにジッと見つめてしまって不審がられることなどあり、だからマスクの日常は本当につまらない。みんな同じに見える。
さて今日は二回上演する。
何事もないよう祈る。
2020-08-08 12:30
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本日ゲネプロ終了。
関係者の方々が客席で観劇したが、沈黙のマスク群は舞台上の演者にとってはかなり異様で、動揺するということだ。まあ、慣れるだろう。
なんとも奇妙な日々であることよ。
劇場にいられるのが、なんと幸せかを感じられる日々であることよ。
2020-08-07 20:36
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